わたしが自分のことを自閉症かな?とはじめて思ったのは、実は子供が生まれてからではない。
高校生か大学生の頃、家にあった家庭の医学事典みたいな本をぱらぱらめくっていたら、ふと自閉症の項目が目に留まった。1970年代の自閉症の診断基準がどうなっていたかは詳しくは知らないけど、そこに箇条書きにされている項目をみて
「これってわたしみたい。」
「子供のころからなんかヘンだったのは自閉症だったせい?」
と思った。
どう考えてもわたしは決して普通ではなく、何かがヘンだということは常々感じていたので、その謎を解きたかったのだ。
でも、残念ながらそこに書いてある中で、どうしても
「言葉の遅れ」
という条件があてはまらず、やっぱり違うか・・・
と思いながらそのときは本を閉じたのを覚えている。