わたしの基本となっているもの

大雑把だけど、わたしのものの考え方や行動の基本となっているのは、家庭での生活の影響のほかには
中学校時代の自由で個を尊重する校風の中で学んだものと、
大学時代に入っていたクラブでの人間関係で学んだもの、
そしてあとひとつは、ちょっと前に絶版になってしまったようだが、
『不安のメカニズム―心の病から脱出するために』  1974
クレア・ウイークス (著), 高木 信久 (翻訳) 講談社
という本に書いてある内容のように思っている。
私の通っていた学校は、ちょうど宝石箱をぱっと開いたときに、あふれるばかりの宝石がキラキラと輝いているようなイメージがあって、ひとりひとりが、個性的でキラキラと輝いていた。わたしがその宝石の中に含まれていたかどうかは謎だけど、校則もなく、制服もなく、みんなは必要最低限のルールのもとで、自由に泳いでいた。そんな自由さがわたしには非常に心地よく感じられた。
大学時代のクラブでは、わたしの個性を尊重してくれる先輩たちに囲まれて、幸運だったと思う。体調が悪く、精神的にも不安定な私を見捨てることなく、いろいろと世間の常識を教えてもらった。
わたしが集団に対して帰属意識を感じているのはこの2つの集団だけだ。
というわけで、高校時代のことは実はあまり記憶にない。
何をやっていたんだか??
高校時代のことを思う出そうとすると、灰緑色のベールの向こうに現実があるような気分になってしまうので、その当時は離人感とともに現実味のない生活を送っていたのかもしれない。
本は、大学時代に通っていた主治医の紹介で読んだ不安神経症に関する本だが、さまざまな事例とともに、不安のメカニズムが説明されている。医学的にはすでに内容が古いのかもしれないけれど、わたしの不安感の逃がし方はいちおうこの本に書かれていることが基本となっている。
本を一通り読んだあとに、先生から
「あなたと似たような人の例は載っていましたか?」
と聞かれたのだけど、かなりあてはまっていた。
調子が悪くなるとこの本を引っ張り出してきていた。
とまあ、この2つの集団の仲間たちと、この本のおかげで、わたしはなんとか今まで生き延びてきたような気がしている。