通院光景

きのう、学校の帰りに足が痛いと言っていた。
きょうも痛いと言っていた。
学校まで車で送ろうかと思ったがびっこをひいて歩いていった。
学校から帰ってきてもまだ足が痛いというので、うちの目の前にある整形外科に行って来た。
整形外科は初めてなので、ものすごく不安がり、家を出るときからしくしく泣いていた。
うさぎのぬいぐるみを持って徒歩1分くらいで病院へ到着。
機嫌がもとに戻らない。
あまりに近い病院なので、おでかけするという意識がなく、おえかきセットを忘れてしまったのも敗因だった。
病院へついたあとも大きな声でなんだかんだ言いつつしくしく泣いているのが収まらない。
なんでこんなにしくしく泣いていたのかといえば、それは
いつも見ている夕方6時53分の天気予報が見られないかもしれないからだ。
しーーんと静かで上品な待合室のなかで
「呼ぶのが遅すぎ!」
とひとりさかんに騒いでいた。(冷汗)
さて、待つこと30分ほどで、名前を呼ばれた。
先生はいくつかの部屋をかけもちで見て回っているので、呼ばれてから診察が始まるまでも間があった。
中に入るといつものごとくあっちこっちを眺めて歩く。
ここの病院は診察室の扉が3つあったのだが、他の部屋がどうなってるのか気になって仕方ないのだ。
壁に来年1月までのカレンダーと年齢表が貼ってあるのを見つけて、年齢表に「平成13年が載ってない」と言っていた。
ほら、「12月22日には何をする?お風呂のやつ」というので何かとおもったらゆず湯のことを言ってるらしい。
そういえばそんなこともあったっけ。と思い出した。
このカレンダーで少し時間がつぶれた。
やっと先生が回ってきた。
すかさず娘が
「ほらっ、早く包帯してよ!!」
と先生に命令した。(汗)
「どうしました?」と聞かれたので
「きのうの遠足でちょっとすべって足をひねってしまったようで(「遠足じゃないっ。」と娘の声)。。。えーっとプラネタリウムに行く途中で足をひねてしまって。。」と説明しなおし、先生が診察。
前距腓靭帯損傷という診断名がついた。
「けっこうかかるんだよね。4週間くらい。」という先生の言葉にまためまい。
先生はこの病名と足首の図をメモ帳に書いて丁寧に説明してくれた。その時
「絵なんかかかないでよぉ~。ほらっ、早くしてっ。6時53分の天気予報が見られなくなっちゃうでしょっ」とまた先生に訴える。(大汗)
「先生の絵は芸術だと思うんですけどね。」と看護婦さんがフォローするもむなしい空気が漂う。
気を取り直して怪我の説明の続き。
「足首のところに靭帯があるのですが、ここが怪我をしちゃった
状態ですねー。」
「怪我はしてないです!血はでなかったよ(子供の声)」
「そ、そうだね。」(先生汗)
足首に湿布をしてコルセットで固定してもらい(これは意外とすんなり)おしまい。
湿布は朝晩変えてね。と先生がいったら
「昼も変えるにする」とまた口を出す。
やっと診察が終わって6時40分。
名前が呼ばれて湿布をもらうと
「あっ、ちょっと多すぎ~。もっと少ないにしてよ」(-.-;)
と最後まで、騒ぎに騒いで家にたどり着き、ぎりぎりセーフで6時53分の天気予報を見ることが出来た。
家に帰ってみると私は娘の言ってたことは思い出すのだが、先生に言われたことをちっとも覚えてなかった。
これだけべらべらしゃべりまくる娘を見て、どれほどの人が自閉症と思うだろう???とふっと思った。
そして、こんな娘の態度を笑ってみてくれるような、心に余裕のあるお医者さんじゃないととてもじゃないが、恐くて娘を連れて行けない。